「サンエス工業株式会社はどんな会社?」
「サンエス工業株式会社はどんなクーラントろ過装置を扱っているの?」
サンエス工業株式会社は約60年の歴史を誇る会社です。工作機械用作動油や潤滑油、クーラント液の濾過装置の開発・製造・販売を主な事業としています。
約60年の歴史で培った技術力を活かし、日本だけでなく海外でも活躍している会社です。実績もある会社のため、安心して依頼できます。とは言っても、自社で製品の導入を検討する際は慎重に判断したい方が多いはず。
そこで本記事では、サンエス工業株式会社が扱う『ろ過装置』について紹介します。あわせて、サンエス工業株式会社がどのような会社なのかについても解説するため、製品を導入する際の参考にしてください。
また、以下の記事ではクーラント濾過装置導入でおすすめのメーカーを紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。
サンエス工業株式会社とは

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | サンエス工業株式会社 |
設立年月日 | 1963年8月 |
資本金 | 1,933万円 |
所在地 | 福岡県北九州市小倉北区井堀4-9-9 |
電話番号 | 093−581−3851 |
サンエス工業株式会社は1963年に創立した会社です。作動油浄化装置やクーラント濾過製品を中心に扱っています。2006年には中国代理店を設立しており、日本だけでなく海外でも活躍している会社です。
サンエス工業株式会社では、顧客が納得して製品を導入できるように社内テストやデモ機の貸出サービスを用意しています。製品の購入前にサンエス工業株式会社の製品が導入先に適しているか判断できることは、製品のミスマッチを防げるため非常に魅力的です。
製品によって社内テストやデモ機の貸出サービスの有無が異なるため、まずは問い合わせてみましょう。
サンエス工業株式会社のクーラントろ過装置

サンエス工業株式会社では、各種濾過装置を組み合わせて工作機械に必要な濾過精度を実現したユニットを製作しています。60年の歴史で培ったノウハウをもとに提案してくれるため、用途に合わせたろ過装置の導入が可能です。
他にも、効率化を図れるさまざまな製品が用意されています。効果的に組み合わせて、導入先に最適なろ過装置を導入しましょう。
サンエス工業株式会社のクーラントろ過装置一覧

ここでは、サンエス工業株式会社のクーラントろ過装置の一覧を紹介します。今回紹介する製品は以下の6つです。
製品 | 使用用途 |
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クーラントユニット | 各種工作機械の切屑処理 |
ハイマグセプター | 高磁力で研磨粉・研削粉の自動排出 |
研削盤クーラントタンク | 研磨、研削盤のスラッジ処理 |
くし型マグネットセパレータ | マグネットロールを凹凸形状にすることでスラッジ吸着面積を拡大 |
キュウロフィルター | 移動式クーラントタンク清掃フィルター |
ストレッチフィルター | 2次濾過専用フィルター |
それぞれの製品について以下で解説するため、ぜひ参考にしてください。
クーラントユニット

限られたスペースの中で最大限のパフォーマンスを発揮する、省スペース化を成功させた製品です。各種濾過装置を組み合わせて、工作機械に必要な濾過精度を実現したユニットになります。
タンク内に適切な流路設計を行うことで切粉の沈殿を減少させることが可能です。また、オプションによって、切屑を減容化させられます。
ハイマグセプター

高磁力で研磨粉・研削粉を自動排出する製品です。高磁力マグネットを採用することで高いスラッジ回収能力を発揮します。
また、本体の特殊構造によって本体内にスラッジが堆積せず、材質にステンレスを採用しているためタンク内にスラッジが残りません。絞り性能も高く、回収スラッジの含水率を低下させられます。高効率な運転ができる製品です。
研削盤クーラントタンク

限られたスペースの中で最大限のパフォーマンスを発揮する、省スペース化を成功させた製品です。各種濾過装置を組み合わせて、工作機械に必要な濾過精度を実現したユニットになります。
除去対象材質に合わせて最適な濾過システムを構築し、クーラント液の清浄度を高めることで液の長寿命化を実現可能です。また、タンク内に適切な流路設計を行い、切粉の沈殿を減少させられます。
くし型マグネットセパレータ

マグネットロールを凹凸形状にすることでスラッジ吸着面積を拡大させた製品です。標準型製品の約1.6倍のスラッジ吸着面積となっています。
また、凹凸形状のマグネットロールにより凹部に磁性スラッジが吸着し、そこへ砥粒が巻き込み磁性スラッジとともに排出させることが可能です。オプション機能によって、吸着限界を検知しマグネットロールを回転させ、機外へ排出させることもできます。
キュウロフィルター

移動式のクーラントタンク清掃フィルターです。シンプルかつ低コスト、操作が簡単な製品となっています。
移動式のため、工場内のタンクを順次ろ過できます。また、クーラント液のロングライフ化をさせることも可能です。
ストレッチフィルター

2次濾過専用フィルターです。流入ホースと継手を標準搭載しているため、ホース接続のみですぐに使用できます。
また、軽量化を実現していることで、台車に乗せてオフライン式でタンク常時清掃用としても使用可能です。簡易構造のため、稼働中でもフィルターのワンタッチ取り替えができます。
クーラントろ過装置を導入するメリット

クーラントろ過装置を導入するメリットは以下の5つです。
それぞれのメリットを把握して、クーラントろ過装置を導入するかの参考にしてみてください。
精密加工の品質向上に期待できる
クーラントろ過装置を導入することで、精密加工の品質向上が期待できます。加工中に使用されるクーラントには、金属粉や切粉などの微細な異物が混入しやすく、工具や加工物に悪影響を及ぼす可能性があります。
ろ過装置によってクーラントを常に清浄な状態に保つことで、工具の摩耗を抑え、加工面の仕上がり精度を安定させることが可能です。結果として、寸法精度や表面粗さなど、製品の品質が大きく向上します。
また、不良品の発生リスクが低減するため、歩留まりの改善にもつながります。高精度が求められる部品の加工においては、ろ過装置の有無が製品の信頼性を左右するといっても過言ではありません。
交換や清掃が楽になる
クーラントろ過装置を導入することで、日常的な交換作業や清掃の手間を大幅に軽減できます。従来の手動でのろ過作業では、クーラント液の汚れやスラッジの除去に多くの時間と労力がかかっていました。
しかし、ろ過装置を使用すれば、これらの作業が自動化されるため、作業者の負担を軽くできます。頻繁に液を交換する必要がなくなり、清掃の回数も減少するため、業務効率が向上します。
また、装置のメンテナンス自体も簡単に行える設計が多く、専門知識がなくても対応可能です。結果として、設備の稼働率も安定し、生産現場のトラブルを未然に防げます。
フィルター交換の頻度を減らせる
従来のシステムでは、ろ過能力が限られているため、フィルターがすぐに目詰まりし、頻繁な交換が必要でした。しかし、高性能なクーラントろ過装置を使用することで、異物や切粉を効率よく除去できるため、フィルターへの負荷が軽減されます。
結果として、交換サイクルが長くなり、作業の手間や停止時間の削減につながります。また、フィルターの消耗が抑えられることで、交換部品のコスト削減につながるのもポイントです。
メンテナンスの効率化は、生産現場全体の稼働率向上にも直結します。フィルター交換の頻度を減らせることは、業務効率やコストパフォーマンスの観点からも大きなメリットになるでしょう。
クーラント液の寿命が長くなる
加工現場では、切削時に発生する微細な切粉や不純物がクーラント液に混入することで、液の劣化が進みやすいです。しかし、ろ過装置を設置すると、異物を効率的に除去でき、クーラント液の清浄度を長期間にわたって維持できます。
液の交換頻度が減り、メンテナンスの手間やコスト削減にもつながります。安定した液質は加工精度や工具寿命にも好影響を与えるため、生産性の向上も期待できるでしょう。
環境面やランニングコストを考慮しても、クーラントろ過装置の導入は非常に有効です。
切削・研削工具の寿命が伸びる
クーラントろ過装置を導入することで、切削・研削工具の寿命が大きく伸びるメリットがあります。加工時に使用されるクーラント液に含まれる微細な切りくずや研磨粉などの異物を、高精度で除去できるためです。
異物が混入したままのクーラント液を使用すると、工具の刃先が摩耗しやすくなり、工具交換の頻度が増えます。また、仕上がり面にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。
一方で、ろ過装置を用いて清浄なクーラントを維持すれば、工具の摩耗を抑え、安定した加工品質を保てます。結果として、工具コストの削減や生産性の向上につながります。
長期的な視点で見ると、ろ過装置の導入は単なる保守設備ではなく、製造現場の効率化と品質向上に貢献する重要な投資といえるでしょう。
クーラントろ過装置選びのコツ

ここからは、クーラントろ過装置を選ぶ際のコツを紹介します。紹介するのは以下の2つです。
以下で詳しく解説するため、内容を理解した上でクーラントろ過装置を選びましょう。
目的にあったクーラントろ過装置を選ぶ
1つ目のコツは、目的にあったクーラントろ過装置を選ぶことです。
クーラントろ過装置は、『研削加工』か『切削加工』どちらの方法で加工しているかによって、適した装置が異なります。また、スラッジの状況や種類によっても適した装置が変わってくるため注意しましょう。
比較的ろ過精度が高い装置としては、フィルターろ過装置や遠心分離機、マグネットセパレーターがおすすめです。スラッジよりも大きい切粉の処理には、チップコンベア+ドラムフィルターやサイクロンフィルターを選ぶといいでしょう。
目的にあわせてクーラントろ過装置を選んでみてください。
スラッジの特性から選ぶ
2つ目のコツは、スラッジの特性から選ぶことです。クーラントろ過装置は、特定の装置だけで解決できるケースはあまり多くありません。
そのため、複数のクーラントろ過装置を組み合わせる必要があります。装置の選び方としては、一次処理である程度のろ過ができるように、メインの装置はスラッジの特性に合わせて選びましょう。
スラッジの大きさや量、材質を考慮して装置を選ぶことがおすすめです。
複数社を比較する
性能やコスト、メンテナンス性など、重視するポイントは企業によって異なります。単に価格が安いという理由だけで決めると、運用後のトラブルやコスト増につながる可能性が高いです。
各社の装置はろ過方式や処理能力、対応可能な液体の種類などに違いがあります。実際の使用環境や加工内容に合った仕様を確認することが必要です。
また、導入実績やアフターサポート体制も比較の大きなポイントとです。カタログ情報だけでなく、実機の見学やメーカー担当者との相談を通じて、実際の使用感や細かな違いを見極めましょう、
クーラントろ過装置を導入する際の注意点

クーラントろ過装置を導入する際の注意点は以下の3つです。
それぞれのポイントを把握して、クーラントろ過装置の導入で失敗しないようにしましょう。
ランニングコストがかかる
ろ過装置は稼働し続ける機械であるため、電気代や定期的なメンテナンス費用が発生します。フィルターなどの消耗品も定期的に交換が必要で、都度コストがかかります。
また、性能を維持するためには定期的な点検や清掃も欠かせません。ランニングコストを事前に見積もっておかないと、想定以上の支出につながる可能性があります。
初期費用の安さだけで判断せず、長期的なコストバランスを踏まえた導入を検討しましょう。
設置スペースの確保が必要
装置によってはサイズが大きく、既存の機械設備の周辺に設置するにはスペースが不足するケースもあります。特に工場内のレイアウトによっては、搬入経路やメンテナンススペースも考慮する必要があります。
定期的な点検やフィルターの交換作業をおこなうには、人が無理なく作業できる空間を確保しなければなりません。また、将来的な設備拡張やレイアウト変更を見据えて、柔軟な設置計画を立てておくことも大切です。
設置場所に余裕があれば、作業効率の向上やトラブル時の対応もできます。導入前には装置の寸法を正確に把握し、現場とのマッチングを十分に検討しましょう。
既存システムに合うか
装置によっては、配管の接続径や流量、圧力条件が異なる場合があり、運用に支障をきたす可能性が高いです。特にろ過装置の設置スペースや搬入経路も確認しておくべきポイントです。
既存設備のレイアウトによっては、機器の改修や移設が必要になるケースがあります。制御システムとの連携も見落とせません。
既存のPLCやセンサーとの接続が可能か、通信規格が一致しているかなど、事前にチェックしておくことでトラブルを回避できます。導入前にはメーカーや専門業者との綿密な打ち合わせをおこない、自社設備との整合性を検討しましょう。
クーラント濾過装置おすすめメーカー2選

本記事の最後には、クーラント濾過装置おすすめメーカーを紹介します。今回紹介するのは以下の2社です。
それぞれの会社の特徴を以下で解説するため、会社選びの参考にしてください。
濾過精工株式会社

1つ目におすすめの会社は、濾過精工株式会社です。濾過精工株式会社は2011年に設立され、『環境への負担ゼロを目指して』をテーマにクーラントろ過装置の開発製造に取り組んでいます。
項目 | 詳細 |
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会社名 | 濾過精工株式会社 |
設立年月日 | 2011年9月 |
資本金 | 6,470万円 |
所在地 | 東京都中央区日本橋蛎殻町 1-10-1 ゲーテハウス株式会社内5階 |
電話番号 | 03-6264-8575 |
コストを抑えながら産業廃棄物をほとんど発生させず、環境に配慮したリサイクルができる製品を提供していることが特徴のひとつです。また、製品の企画からメンテナンスまで対応しているため、一貫したサポートを受けられます。
濾過精工株式会社が選ばれる理由
濾過精工株式会社は、高精度かつ安定した濾過性能を誇る製品力が特徴です。長年にわたる技術開発により、幅広い加工現場に対応できるラインアップを揃えています。
使用環境に応じた最適な提案をしてくれるのがポイントです。また、導入後のアフターサポート体制も整っており、トラブル時には迅速な対応を受けられるため、安心して使用を続けられます。
国内外の多くの製造現場で採用されている実績は、信頼性の証といえるでしょう。
以下の記事では濾過精工の会社の特徴や商品などを詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
イースタン技研株式会社

項目 | 詳細 |
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会社名 | イースタン技研株式会社 |
設立年月日 | 1970年6月 |
資本金 | 5,000万円 |
所在地 | 神奈川県大和市福田六丁目9番地の21 |
電話番号 | 046-269-9911 |
2つ目におすすめの会社は、イースタン技研株式会社です。イースタン技研株式会社は1970年に創立し、『工販一体』『複合技術』の研究開発型企業として知られています。
様々なクライアントのニーズに対応するために、機械加工など何かに特化するのではなく複合的に対応できることを強みとしている会社です。全国20ヶ所に営業拠点を設置しており、全国のクライアントのサポートができます。
イースタン技研株式会社が選ばれる理由
イースタン技研株式会社は独自の濾過技術により、微細な切粉や不純物を高精度で除去し、加工品質の向上と機械の長寿命化を実現しています。また、装置の設計から製造、アフターサービスまで一貫して自社で対応しているため、ユーザーのニーズに柔軟かつ迅速に応える体制が整っています。
実績も豊富で、さまざまな業界から高い評価を得ているのもポイントです。省エネルギーやメンテナンス性にも優れており、ランニングコストの低減にも貢献します。
以下の記事ではイースタン技研の会社の特徴や商品などを詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
まとめ
本記事では、サンエス工業株式会社が扱う『ろ過装置』や会社の特徴について解説しました。サンエス工業株式会社は約60年の歴史で培った技術力を活かし、日本だけでなく海外でも活躍している会社です。
実績も豊富であり、安心して依頼できる会社といえるでしょう。また、サンエス工業株式会社では、顧客が納得して製品を導入できるように社内テストやデモ機の貸出サービスを用意しています。導入後に後悔することのないように、ぜひ活用してみましょう。
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。