「モスニックはどんな会社?」
「モスニックの扱う製品は?」
濾過機・切粉処理・クーラント装置の専門メーカーである『モスニック』。
中国やEU圏に現地法人を持つほか、韓国やスペインの企業と技術提携するなど、積極的に海外展開も行っています。
クーラントろ過装置の導入を検討している方の中には、モスニックへの依頼を検討している方もいることでしょう。
しかし、中にはモスニックの扱う製品について理解してから、判断したい方もいるはず。
そこで今回は、モスニックについて解説します。
モスニックの扱う製品も紹介しているため、参考にしてください。
モスニックとは
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | モスニック株式会社 |
住所 | 埼玉県さいたま市南区南本町1-17-1 |
電話番号 | 048-710-1484 |
公式サイト | http://www.mosnic.co.jp/ |
モスニックは、1978年に設立された化学機械および装置を製造する会社です。
主に、金属加工の際に発生する油と鉄くずを分離・除去するための『クーラントろ過装置』を製造しています。
また、1986年より米国・EU・東南アジアなどの企業と技術提携を行い、グローバルネットワークを構築してきました。
そのため、モスニックのクーラントフィルターやその技術は、海外でも幅広く活躍しています。
モスニックでなら、あなたの満足する製品がきっと見つかるでしょう。
モスニックのクーラントろ過装置
モスニックには、1次処理や2次処理に対応した様々な種類のクーラントろ過装置を用意しています。
ここからは、モスニックのクーラントろ過装置として下記を紹介します。
それぞれ特徴が異なるため、自分に合った製品を選んでください。
マグネットフィルター『レアス』
こちらは、磁性体専用に開発されたフィルターです。
これ1台で1次処理・2次処理の性能を持ちながら、ポンプUPを必要としない構造をしています。
フロアーマグネット方式とマグネットセパレーター方式を融合させる事により、高精度濾過を実現しました。
切削・研削問わず、液処理が可能なクーラントろ過装置です。
『レアス』について詳しく知りたい方は、下記のリンクから確認してください。
二段式フィルター『RDF-フィルコン-』
こちらは、荒取りに適したヒンジフィルターと、微細な切粉処理・ろ過を行うドラムフィルターの両方を搭載した2段式フィルターです。
1次処理に適しており、スチールの粗い切粉や鳥の巣状に成長する切粉にも対応しています。
ヒンジコンベアーの採用により、これまでのドラムフィルターでは敬遠されてきたカール状の切粉処理も可能にしました。
『RDF-フィルコン-』について詳しく知りたい方は、下記のリンクから確認してください。
サイクロンフィルター『ミュートロン』
こちらは、ポンプ圧送によりフィルター内にサイクロン現象を発生させ、クーラント液とスラッジの分離を行うろ過装置です。
1次処理装置で処理した液を更に高精度処理する2次処理に適しており、10μm以上の処理まで行えます。
ミュートロンで2次処理を行うことで、クーラントタンクの清掃が極端に減少するため、クーラント寿命が伸びコスト低減に貢献します。
また、ミュートロンを循環回路として使用することで、1次クリーンタンク内のクリーナーとしても利用可能です。
『ミュートロン』について詳しく知りたい方は、下記のリンクから確認してください。
マグネットセパレーター『マグトン』
こちらは、希土類のマグネットを使用した、高磁力を誇るセパレーターです。
ポンプで一次処理液や研削ダーティ液を送り、ドラム内に設置されたマグネットが液中のスラッジを捕捉し、濾過します。
磁性体のホーニングや研削に向いており、砥石の長寿命化・品質の向上にも貢献するでしょう。
『マグトン』について詳しく知りたい方は、下記のリンクから確認してください。
クーラントろ過装置の選び方
ここからは、クーラントろ過装置の選び方として下記を解説します。
製品の購入で悩まれている方は、参考にしてください。
加工方法に合った製品を選ぶ
クーラントろ過装置は、加工方法に合った製品を選びましょう。
『研削加工』か『切削加工』のどちらの方法で加工していくかによって、適した装置が異なります。
例えば、研削加工は砥石を用いて削り取る関係上、もろくて堅い材質のスラッジが発生するため、比較的ろ過精度の高いフィルターろ過装置や遠心分離機・マグネットセパレーターがおすすめです。
一方、切削加工は刃物で削る関係上、数mm〜数cmの切粉が発生するため、スラッジよりも大きい切粉の処理に適したサイクロンフィルターがおすすめとなります。
上記のように、加工方法で適した製品が異なるため、自分の加工方法に合った装置を選びましょう。
スラッジの特性から選ぶ
クーラントろ過装置は、発生するスラッジの特定に合わせて選ぶことも重要です。
スラッジの大きさ・量・材質によって、適したろ過装置が異なります。
例えば、10μ以下の細かいスラッジをろ過したい場合は、フィルターろ過装置が最適です。
ろ過精度の高い製品が多いため、スラッジをきれいに除去できるでしょう。
仮に、10μ以上のスラッジが対象の遠心分離機を活用し、細かいスラッジが残ってしまった場合は、二次処理としてさらにフィルターろ過で除去することもあります。
上記のように、スラッジの状態や課題を明確にして、適したろ過装置を選びましょう。
まとめ
今回は、モスニックについて解説しました。
モスニックは、1978年に設立された化学機械および装置を製造する会社です。
主に、金属加工の際に発生する油と鉄くずを分離・除去するための『クーラントろ過装置』を製造しています。
モスニックは、1次処理や2次処理に対応した様々な種類のろ過装置を用意しているため、あなたに適した製品もきっと見つかるはずです。
クーラントろ過装置の導入を考えている方は、今回解説した内容を参考にモスニックの製品を検討してみてください。