クーラントろ過装置の開発・普及に取り組む濾過精工。これまでにさまざまなメーカーが納入し、工事現場で使われています。
クーラントろ過装置の導入を検討する際は、納入実績があるかチェックすることが大切です。多くのメーカーに納入されていれば、それだけ品質が良く課題解決に効果的な製品である証拠です。
この記事では、濾過精工のクーラントろ過装置納入実績や納入メーカーの口コミ、製品について紹介します。濾過精工のクーラントろ過装置を導入するか考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
濾過精工のクーラントろ過装置を導入したお客様の声
まずは、濾過精工のクーラントろ過装を導入したお客様の声を見てみましょう。
実際にクーラントろ過装置を導入されたメーカー様の声であるため、参考となるはずです。
某石英ガラス加工ユーザー様
・毎日ラインフィルターを交換していたが、同じ1μm精度のろ過をしながら、逆洗浄で復活するので6カ月以上フィルター交換無し。
・導入後自動化する上で、加工機送水ポンプ等の詰まり等の加工と関係のない箇所で、加工機が異常停止する事が無くなった。
・石英ガラスの加工なので粉状のスラッジが出るが、液が綺麗なおかげで、加工時のスラッジしか加工機内に付着せず、機内が綺麗な事はもちろん、主軸回り等の不具合や故障が無くなった。
・加工面にスラッジが噛み込まないので、加工精度が安定した。
・加工液が綺麗なので、工具への負荷が小さく、加工速度を追い込むことが出来、加工速度も上がり、生産性が向上した。
某セラミック加工ユーザー様
・導入前1ヶ月に1度液交換していたのが、半年以上液交換無し。産業廃棄物の削減及び液交換作業時間が無くなった。
・加工機送水ポンプ等の詰まり等の加工と関係のない箇所で、加工機が異常停止する事が無くなった。
・研削盤砥石面が明らかに汚れなくなった。
・加工面にスラッジが噛み込まないので、加工精度が安定した。
・加工液が綺麗なので、工具への負荷が小さく、加工速度を追い込むことが出来、加工速度も上がり、生産性が向上した。
某シャフト研磨の最終仕上げ加工ユーザー様
・センタレス研削盤を使用
・シャフト研磨の最終仕上げ加工
・導入前は毎時130ヶ加工→導入後毎時160ヶ加工まで生産性向上
・砥石の電流値(抵抗値)が下がり、生産性が上記のように向上
・導入前2ヶ月に1度液交換していたのが、半年以上液交換無し。産業廃棄物の削減及び液交換作業時間が無くなった。
・研削盤砥石面が明らかに汚れなくなった。
・液が綺麗なおかげで、加工機及び加工機周辺の汚れが少なく、作業環境改善にもつながった。
クーラントろ過装置の設置実績についてはこちらのページにも記載があるため、チェックしてみてください。
導入事例から分かる濾過精工のクーラントろ過装置導入成果
納入したお客様の声から、濾過精工のクーラントろ過装置導入で以下のような成果が見られます。
それぞれの導入成果について解説します。
フィルターの交換頻度が長くなった
濾過精工のクーラントろ過装置を導入したことで、フィルターの交換頻度が長くなったと感じる方が多いようです。
1~2ヶ月に一度の交換頻度が、半年以上交換しなくなったケースが多く見られます。有効ろ過面積を確保することで、濾過精工の装置はフィルターを交換する回数を減らせています。
フィルターの交換は費用がかかるため、ランニングコストを抑えたい方に濾過精工のクーラントろ過装置はおすすめです。
クーラント液をきれいな状態で保てるようになった
クーラント液がきれいな状態で維持できるのも、濾過精工が販売するクーラントろ過装置の特徴です。
クーラント液がきれいな状態を保つと、以下のようなメリットがあります。
- 加工機や周辺機器への負担が少なくなる
- 加工精度を向上できる
- 作業環境を改善できる
スラッジが除去されたクーラント液は、汚れがなくクリーンな状態です。きれいなクーラント液が使用されると、工具への負担減少や加工精度の向上が期待できます。
クーラント液が汚い場合は、濾過精工のクーラントろ過装置を検討してみましょう。
加工面・研削盤が汚れなくなった
加工面や研削盤が汚れなくなった、と効果を実感する方も多いようです。
クーラント液がきれいな状態で使用されると、スラッジ除去効果が高まり、加工面や研削盤に汚れが残りにくくなります。加工面や研削盤は研削精度に大きく影響するため、クリーンで汚れのない状態を保つ必要があります。
加工面や研削盤のメンテナンスを減らしたい場合は、クーラント液をきれいに保つ濾過精工のクーラントろ過装置がおすすめです。
実際に納入された濾過精工のクーラントろ過装置
ここでは、メーカーが実際に導入した濾過精工のクーラントろ過装置を2つ紹介します。
それぞれのクーラントろ過装置について見ていきましょう。濾過精工のクーラントろ過装置については、以下のページでも紹介しているため、チェックしてみてください。
精密クーラントろ過システム
精密クーラントろ過システムは、クーラント液に含まれるスラッジを除去し、クーラント初期状態を維持する循環式ろ過装置です。濾過精工独自の精密で円滑なろ過・逆洗浄が特徴で、2016年に特許を取得しています。
高精度のろ過を実現するだけでなく、フィルター交換頻度の減少やクーラント液の長寿化にも貢献し、さまざまな現場で導入されています。濾過精工が販売するクーラントろ過装置の中でも、納入事例の多い製品です。
精密クーラントろ過システムについて詳しく知りたい方は、以下の関連記事も確認してみてください。
精密濾過装置-簡素ver.
精密濾過装置-簡素ver.は、制御盤をコンパクト化・制御システムを簡素化した製品で、従来のクーラントろ過装置より簡単な操作で使用できるのが強みです。
加工精度や使用するフィルターは精密クーラントろ過システムと同じままで、タッチパネル操作となっているため、加工機との制御接続は行いません。価格も安くなっていて、お求めになりやすいと言えるでしょう。
精密濾過装置-簡素ver.について詳しく知りたい方は、以下の関連記事も確認してみてください。
全自動高速遠心分離機 ~NKEB-2000S~
全自動高速遠心分離機 ~NKEB-2000S~は、スラッジ除去を全自動で行える分離機です。効率的かつ高精度の分離によって、従業員がスラッジを除去する手間を省けます。
脆性材加工によるスラッジ除去や磁性・非磁性スラッジの一括除去にも効果的で、さまざまなシーンで利用できます。廃液に含まれるスラッジを除去することも可能で、産業廃棄物の減少にも役立つでしょう。
全自動高速遠心分離機 ~NKEB-2000S~について詳しく知りたい方は、以下の関連記事も確認してみてください。
スラッジの特性に合わせてクーラントろ過装置を選ぼう
自社に最適なクーラントろ過装置を選ぶには、スラッジの特性を把握する必要があります。
10μ以下の微細なスラッジには、カートリッジフィルターがおすすめです。精密なろ過が可能で、濾過精工のクーラントろ過装置のように逆洗浄機能が備わっていれば、目詰まりを起こしにくくなります。
10μ以上のスラッジについては、以下のようなクーラントろ過装置がおすすめです。
- 遠心分離機
- サイクロンフィルター
- マグネットセパレーター
上記のクーラントろ過装置で除去できないスラッジが発生する場合は、カートリッジフィルターによる2次ろ過方式を採用しましょう。段階的にスラッジを除去する工程とすることで、高精度のスラッジ除去が期待できます。
自社で発生するスラッジの材質や大きさに合わせて、最適なクーラントろ過装置を選びましょう。
まとめ
この記事では、濾過精工のクーラントろ過装置納入実績や効果を紹介しました。
濾過精工のクーラントろ過装置はさまざまな現場に導入されていて、メリットをもたらしています。製品の特徴とお客様の声が一致しているため、ろ過工程の効率化やメンテナンス負担の減少が期待できると言えるでしょう。
信頼できる製品であるか確かめるには、納入事例を調査するのが効果的です。この記事が、濾過精工のクーラントろ過装置導入を検討している方の参考となれば幸いです。