製造業や加工業において、クーラントろ過装置は生産効率の向上やコスト削減に欠かせない設備です。しかし、どのろ過装置が自社のニーズに最適なのか、選択に迷うことも多いのではないでしょうか。
白山機工は多くの企業から信頼を得ているクーラントろ過装置メーカーとして知られています。とはいえ、メーカーのことを知らずに製品を導入するのは危険です。
そこで本記事では、白山機工の製品情報に加え、特徴やクーラントろ過装置メーカーの選び方について詳しくご紹介します。自社製品のあったメーカー選びの参考にしてください。
また、以下の記事ではクーラント濾過装置導入でおすすめのメーカーを紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。
白山機工とは
項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社白山機工 |
住所 | 石川県白山市旭丘4丁目10番地 |
設立 | 1963年(昭和38年)5月 |
公式サイト | https://www.hakusankiko.co.jp/ |
白山機工は、石川県白山市旭丘に本社を構える、工作機械関連の装置を製造・販売する企業です。工作機械用チップコンベヤをメイン事業としており、多くの工場や製造業者から高い評価を得ています。
クーラントろ過装置の分野においても、精密かつ高性能な製品を展開しており、生産現場の効率化やコスト削減に貢献しています。長年にわたる経験と技術力を活かし、企業のニーズに応える多様な製品ラインナップを提供していることが特徴のメーカーです。
1963年の設立以来、製造業の発展とともに成長を続け、現在では国内外の多くの企業から信頼を獲得しています。特に環境に配慮した製品開発にも注力しており、省エネルギー性能の向上や廃棄物削減に取り組んでいます。
また、充実したアフターサービス体制を整備し、製品導入後のサポートも万全。顧客満足度の向上を目指し、継続的な技術革新と品質向上に取り組んでいます。
白山機工のクーラントろ過装置
白山機工は、製造現場で不可欠な製品を多彩に取り揃えています。
ろ過装置の分野では、異なるろ過方法や用途に対応しており、スラッジや不純物を効率的に除去することで、クーラント液の長寿命化と生産効率の向上をサポートします。以下に、代表的なクーラントろ過装置をご紹介します。
製品情報を詳しく見ていきましょう。
マックスピン サイクロン式セパレーター
白山機工の『マックスピン サイクロン式セパレーター』は、主に水溶性切削液や研削液を対象としたクーラントろ過装置です。水溶性液体のろ過において高い効果を発揮します。
鋳物削粉や砥粒粉、鉄類研削粉などのスラッジを、遠心力を利用して効率的に分離するのが最大の特徴です。この装置は、異物の分離を遠心力で行うため、メンテナンスの手間を少なくしつつ、パフォーマンスを提供できるため、コスト削減にも貢献します。
鉄や鋳物を加工する現場に最適な選択肢と言えるでしょう。
マックタワーフィルター バッグフィルター
白山機工の『マックタワーフィルター バッグフィルター』は、比重差が小さい切り屑やスラッジの除去に優れたろ過装置です。伸縮性のあるバッグフィルターを採用しており、フィルターの目詰まりを抑制し、効率的なろ過を維持します。
微細な不純物の除去にも対応しているため、細かいスラッジが多い環境での使用に適しています。また、構造が非常にシンプルでメンテナンスも容易に行うことができ、運用コストを抑えつつ高いろ過能力を発揮します。
マックマグ マグネット式セパレーター
白山機工の『マックマグ マグネット式セパレーター』は、磁力を利用してスラッジを回収するタイプのろ過装置です。特に研削盤で発生する鉄粉の除去に優れており、鉄系スラッジを効率的に分離します。
磁力による分離のため、フィルターを使用せずに稼働させることができ、運用コストを削減するのに役立ちます。鉄粉が多く発生する金属加工現場での使用に最適で、クーラント液の汚れを最小限に抑え、機械の寿命延長や生産効率の向上に貢献します。
クーラントタンククーラントユニット
白山機工のクーラントろ過装置は、顧客の多様なニーズに対応するカスタマイズ生産を特徴としています。クーラントの種類や必要な処理量、工場の設置スペースなどの条件に応じて、最適な仕様の装置を設計・製作します。
単体のタンク設置から、各種チップコンベヤとの統合システムまで、幅広い構成に対応可能です。
さらに、クーラントろ過装置や浮上油回収装置などの周辺機器についても、豊富な経験と知識を基に最適な機器選定をサポートしています。
これにより、お客様の製造環境に最適化された総合的なクーラント処理システムを提供しています。
マックスル高圧クーラントユニット
このクーラントユニットは、工作機械の加工プロセスを最適化する高性能な冷却システムです。
装置は4つの主要工程で動作し、まずクーラントタンクからの供給を開始し、次にサイクロン式セパレーター「マックスピン」による微細な切り屑の除去を行います。
除去された切り屑はチップコンベヤに送られ、最後に吐出圧力を監視・制御しながら高圧ポンプでクリーンなクーラントを加工機へ供給します。
特徴的なのは、加工機からの指令で8段階の吐出圧力切替が可能なインバーター制御システムを採用している点で、これにより省エネルギー性と加工精度の両立を実現しています。
コンパクトな青色のキャビネットに収められた本体は、高い機能性とメンテナンス性を備えています。
白山機工|クーラントろ過装置の特徴
白山機工のクーラントろ過装置は、各種製造業や加工業における生産性向上とコスト削減に大きく貢献し、現場ごとの課題に柔軟に対応できるラインナップを揃えています。
以下では、白山機工のクーラントろ過装置が持つ特徴を詳しくご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
処理流量に合わせた豊富なタイプをラインナップ
白山機工の一部の製品は、異なる処理流量に対応できるよう処理量別にタイプを用意しています。小規模な加工現場から大規模な生産ラインまで、各現場に最適なサイズと処理能力を持つ装置を選ぶことが可能です。
これにより、現場の生産効率を最大限に高めるだけでなく、必要な設備投資を最小限に抑えることができます。クーラントのろ過におけるスラッジ除去をスムーズに行い、安定した生産体制をサポートしています。
ろ過装置以外、周辺機器の取り扱い
白山機工は、クーラントろ過装置に加えて、ろ過装置の効果を最大化するための周辺機器も提供しています。クーラントタンク・チップコンベヤをなどが含まれており、クーラントろ過以外も統括してサポートできる体制が整っています。
周辺機器と組み合わせることで、より効果的なろ過とコスト削減を実現し、クーラントの廃棄コストの削減や環境負荷の低減にも寄与するでしょう。
高精度なろ過性能
白山機工のクーラントろ過装置は、独自開発のフィルターシステムにより、ミクロンレベルの不純物や切削屑を効率的に除去する高精度なろ過性能を実現しています。
特に、超精密加工や高品質な表面仕上げが要求される製造現場において、安定した加工精度の維持に貢献します。また、清浄度の高いクーラント液を維持することで、工具の摩耗を抑制し、寿命を大幅に延長。
これにより、工具交換頻度の低減とコスト削減を実現します。さらに、異物の混入を防ぐことで、製品の品質向上と不良率の低減にも効果を発揮し、製造現場の生産性向上に大きく寄与しています。
省エネルギー設計
最新のエネルギー効率化技術を採用し、消費電力を最小限に抑えながら高いろ過性能を維持する設計を実現しています。
独自開発のポンプシステムと最適化された流路設計により、従来機種と比較して消費電力を30%以上削減することに成功。また、インバーター制御を採用することで、必要な時に必要な分だけの運転を可能とし、無駄なエネルギー消費を抑制します。
これらの省エネルギー設計により、運用コストの削減と環境負荷の軽減を同時に実現。さらに、CO2排出量の削減にも貢献し、環境に配慮した製造現場の実現をサポートしています。
メンテナンスの容易さ
シンプルでモジュール化された設計により、定期的なメンテナンスやフィルター交換作業を大幅に効率化しています。フィルターユニットは工具不要でワンタッチ着脱が可能な構造を採用し、作業時間を従来比50%以上短縮。
また、各部品へのアクセス性を向上させることで、点検や清掃作業も容易に行えます。さらに、自己診断機能を搭載し、メンテナンス時期や異常の早期発見をサポート。
これらの特徴により、設備のダウンタイムを最小限に抑え、製造ラインの稼働率向上と保守管理コストの削減を実現しています。
クーラントろ過装置メーカーの選び方
クーラントろ過装置は、製造現場の生産性向上やコスト削減に直結する重要な設備です。ここでは、クーラントろ過装置メーカーを選ぶ際のポイントを解説します。
各ポイントを詳しく見ていきましょう。
スラッジの状況に合ったろ過装置の種類を知る
クーラント液中に含まれるスラッジの種類や量は、使用している加工機械や素材によって異なります。
たとえば、鉄系の切削スラッジには磁力を利用したマグネット式のろ過装置が有効であり、非磁性の微細な粒粉にはサイクロン式や遠心分離タイプが適しています。
- 遠心分離タイプ:メンテナンス性やランニングコストに優れる
- マグネットタイプ:磁性のあるスラッジに対応可能
- フィルタータイプ:様々なスラッジに対応可能
各メーカーは異なるろ過方式を提供しているため、自社の加工現場で発生するスラッジに最も適した装置を持つメーカーを選ぶことが重要です。
必要なクーラントろ過装置があるか確認
クーラントろ過装置には、処理流量や対応するクーラント液の種類によってさまざまなモデルが存在します。
導入を検討している設備が、自社の生産ラインやクーラント液の特性に適しているかどうか、メーカーのラインナップをしっかり確認しましょう。
特に、処理流量が不十分だとろ過効率が低下し、生産性にも影響を与えます。また、メーカーが対応するクーラント液の種類(水溶性、油性など)や、ろ過精度なども選定基準として考慮すべきです。
加工方法に合った製品を選ぶ
クーラントろ過装置は、加工方法に合った製品を選びましょう。
『研削加工』か『切削加工』のどちらの方法で加工していくかによって、適した装置が異なります。
例えば、研削加工は砥石を用いて削り取る関係上、もろくて堅い材質のスラッジが発生するため、比較的ろ過精度の高いフィルターろ過装置や遠心分離機・マグネットセパレーターがおすすめです。
一方、切削加工は刃物で削る関係上、数mm〜数cmの切粉が発生するため、スラッジよりも大きい切粉の処理に適したサイクロンフィルターがおすすめとなります。
上記のように、加工方法で適した製品が異なるため、自分の加工方法に合った装置を選びましょう。
クーラント濾過装置おすすめメーカー2選
クーラント濾過装置おすすめのメーカー2選紹介します。
上記の2つの会社について紹介します。
濾過精工株式会社

項目 | 詳細 |
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会社名 | 濾過精工株式会社 |
設立年月日 | 2011年9月 |
資本金 | 6,470万円 |
所在地 | 東京都中央区日本橋蛎殻町 1-10-1 ゲーテハウス株式会社内5階 |
電話番号 | 03-6264-8575 |
公式HP | https://www.rokaseiko.com/ |
ここまでご紹介した通り、株式会社白山機工は、豊富なラインナップと高い処理能力を持つクーラントろ過装置メーカーであり、特に水溶性切削液や研削液に適した製品を数多く提供しています。
しかし、メーカー選びにおいては、スラッジの特性に加え、微細なスラッジをどこまでしっかり除去できるかも重要な要素です。特に、加工精度の高い現場では、クーラントの清浄度が生産品質に直結するため、より精密なろ過能力が求められます。
そんな精密なろ過が求められる場面でおすすめなのが、濾過精工株式会社の精密クーラントろ過システムです。
濾過精工株式会社の製品は、1μm未満の微細なスラッジまで確実に除去できる高いろ過能力を持っており、クーラントの清浄度を極限まで高めることが可能です。
微細スラッジの処理に力を入れたい場合、濾過精工株式会社の製品は、特に高精度な加工を行う現場において有力な選択肢となるでしょう。
精密クーラントろ過システム

独自の精密クーラントろ過システムは、2016年に特許を取得した自動逆洗浄機能により、フィルターの目詰まりを効果的に防止します。
さらに、広い有効ろ過面積を確保することで、安定した濾過性能を維持しながら、フィルター交換の頻度を最小限に抑えることに成功しました。
また、精密濾過技術とファインバブルを組み合わせた革新的なシステムにより、従来の工作機械分野にとどまらず、半導体製造や食品加工、医療機器製造など、多様な産業分野での活用が進んでいます。
以下の記事では濾過精工の会社の特徴や商品などを詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
イースタン技研株式会社

項目 | 詳細 |
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会社名 | イースタン技研株式会社 |
設立 | 1970年6月 |
資本金 | 5,000万円 |
住所 | 神奈川県大和市福田六丁目9番地の21 |
電話番号 | 046-268-3131 |
イースタン技研株式会社は『工販一体』『複合技術』の研究開発型企業として設立された会社です。
全国に20ヶ所の営業拠点で全国のクライアントのサポートができるのが特徴です。
また、さまざまなクライアントのニーズに対応するため、開発・製造・販売が一体となって取り組み、機械加工など何かに特化するのではなく複合的に対応できるのが強みです。
技術革新のスピードが加速する中、同社は常に最新の技術動向を捉え、独自の技術開発を推進しています。特に環境配慮型製品の開発や省エネルギーソリューションの提供に力を入れ、持続可能な産業発展に貢献。
さらに、専門技術者による充実したアフターサービス体制を構築し、導入後のフォローアップも万全です。顧客との密接な関係構築により、現場のニーズを的確に把握し、迅速な問題解決を実現しています。
ミクローナ ESF-400B

ワークのスクラッチ傷を引き起こす研削盤のスラッジ、超硬材や特殊材などの難削材、さらには銅やアルミなどの非鉄・非磁性体、砥粒など、あらゆる種類のスラッジを確実に除去することで、ワークの仕上がり品質を大幅に向上させます。
加工液中の微細スラッジを効果的に取り除くことで、クリーンな状態を長期間維持することが可能となり、加工液の交換頻度を大幅に削減。これにより、液交換に関わるコストと作業時間を削減できます。
平面研削盤での実証テストでは、ミクローナ装着により加工液の明確な清浄化が確認されています。ただし、銅・アルミの加工時にはフィルターライフが短くなる可能性があります。
以下では、イースタン技研について詳しく解説しているので、参考にしてください。
まとめ
クーラントろ過装置は、製造現場の生産効率向上やコスト削減に欠かせない重要な設備です。
株式会社白山機工は、豊富なラインナップと高い信頼性を持ち、さまざまなニーズに対応できるクーラントろ過装置を提供しています。
また、白山機工はクーラントろ過装置だけでなく、周辺機器も含めて総合的なサポートを提供しているため、自社のニーズに最適なろ過システムを構築できます。装置選びでは、処理流量やスラッジの特性を考慮して、最も効率的な設備を導入することが重要です。
クーラントろ過装置の導入を検討されている方は、白山機工の多様な製品と特徴をぜひ確認し、自社の生産体制に合った最適なソリューションを見つけてください。