「ボールフィルタージャパンの評判が知りたい」
「ボールフィルタージャパンの製品導入を検討している」
本記事を読んでいるあなたはこう思っていませんか?
クーラント濾過装置の導入は、生産効率の向上やコスト削減に関する重要な選択です。導入するにあたり、各メーカーの製品を比べて自社の課題解決につながるか、慎重に検討する必要があります。
そこで本記事では、ボールフィルタージャパンのクーラント濾過装置の特徴や製品ラインナップに加えて、クーラント濾過装置メーカーの選び方を紹介します。
ぜひ、クーラント濾過装置選びの参考にしてみてください。
ボールフィルタージャパンとは
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | ボールフィルタージャパン株式会社 |
所在地(本社) | 兵庫県神戸市中央区江戸町95番地 井門神戸ビル13階 |
電話番号 | 078-331-8031 |
公式サイト | https://www.bollfilter.jp/ |
ボールフィルタージャパンは、日本国内で産業用濾過装置を開発・製造・販売している企業であり、1996年にドイツから日本に進出しました。本社と倉庫は、兵庫県神戸市にあり、神奈川県横浜市には営業所を構えています。
ボートフィルタージャパンの元となるボートフィルターはドイツに誕生してから、70年以上わたる事業経歴があり、今や世界60カ国30万台の導入実績を誇ります。
ボールフィルタージャパンの製品は、ドイツにある本社工場で開発研究・製造されているため、精度・耐久性に優れており自動車産業や化学工業など多様なニーズに応えてきました。
その卓越した技術力と顧客対応力は、多くの企業から高い評価を得ています。
ボールフィルタージャパンのクーラント濾過装置
ここではボールフィルタージャパンで取り扱っている2つのクーラント濾過装置を紹介します。
クーラント濾過装置の種類によって機能が異なりますので、自社の課題が解決できるクーラント濾過装置を選ぶようにしましょう。
オートストレーナ/自動逆洗フィルター 型式6.64
項目 | 詳細 |
---|---|
濾過精度 | 3μm〜150μm |
流量 | 50L/分(3㎥/時)〜 |
運転圧力 | 0.1MPa〜1.6MPa |
出入り口接続口径 | 100A〜400A |
ハウジング材質 | 鋳鉄 |
エレメント材質 | ステンレス |
オートストレーナ/型式6.64は、ボールフィルタージャパンの代表モデルです。最大濾過50L/分(3㎥/時)〜を実現し、濾過精度は3μm〜150μmという高性能仕様となっております。
エレメントには、耐久性の高いステンレス素材を採用しているのが特徴です。
このモデルの最大の魅力は、独自のパワフルな逆流洗浄『圧縮エア逆洗システム』を搭載している点です。
オイルやクーラント、洗浄液など高粘度の流体でも高い洗浄効果を発揮し、フィルター(エレメント)の濾過性能を常に正常に維持します。濾過装置を長時間使用すると、フィルター内のスラッジが多くなり、通常は定期的な清掃が必要になります。
しかし、オートストレーナ/型式6.64では自動的にフィルター内部を清掃する機能が備わっているため、作業者の負担軽減が可能です。
また、洗浄中も流体の濾過が止まることなく、システムのライン圧低下もありません。オートストレーナ/型式6.64は品質と効率性を両立したモデルとして、多くの企業に採用されています。
オートストレーナ/自動逆洗フィルター 型式6.72
項目 | 詳細 |
---|---|
濾過精度 | 3μm〜20μm |
流量 | 15L/分(0.9㎥/時)〜 |
運転圧力 | 0.1MPa〜1.6MPa |
出入り口接続口径 | 40A,65A,80A |
ハウジング材質 | 鋳鉄 |
エレメント材質 | ステンレス(316Ti) |
オートストレーナ/型式6.72は、比較的少ない流量向けに設計されたコンパクトモデルです。このモデルは、最大濾過流量15L/分、濾過精度3μm〜20μmという高い基準を満たしています。
オートストレーナ/型式6.72は、型式6.64の機能を基盤としつつオイルや潤滑油・アルカリ洗浄液などに特化し、6μmまでの精密濾過機能を装備することが可能です。
洗浄工程には、『圧縮エア逆洗方式』が採用されているため、高粘度の流体でも高い洗浄効果を発揮します。もちろん洗浄工程中も濾過を続け、ライン圧低下もありません。
燃料用フィルターとして使用する場合には、連続運転を100%保障するために手動で切り替えができる3方コック付きバイパスフィルターを搭載することも可能です。
ボールフィルタージャパンの3つの特徴
ここではボールフィルタージャパンの3つの特徴を解説します。
会社の特徴を理解することで、自社の問題解決ができる会社なのか見極められます。それぞれ詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
独自技術で99.5%以上の『完全清掃不要』を実現
ボールフィルタージャパンで製造されているオートストレーナの最大の特徴は、独自によって実現された99.5%以上の『完全清掃不要』の性能です。
従来の濾過装置では、一定期間使用するごとにフィルターの手動清掃が必要となり、工場稼働期間であってもその過程で一時的に運転を停止しなければいけませんでした。
ただし、ボールフィルタージャパンの製品は独自のセルフクリーニング技術を標準装備しており、運転を停止することなくフィルター洗浄を完了させることが可能です。
これにより、作業効率の向上と運用コストの削減が実現されています。メンテナンスの負担が大幅に軽減され、製造ラインの生産性向上だけでなく値頃感のある導入コストもふまえて、最適なコストパフォーマンスであると言えるでしょう。
多様な業界・業種にマルチ対応
ボールフィルタージャパンの製品は、単一の業種に特化したものではなく、下記のような幅広い業界で利用されています。
- 自動車製造・部品工場
- 食品工場・飲料メーカー
- 工作機械工場
- 石油化学コンビナート
- 発電所(水力、火力、地熱、原子力)
- 製紙・パルプ工場 など
さまざまな業界・業種にマルチ対応していることから、多様なスラッジの特性や処理条件に対応できる設計ですので、課題となっている流体やスラッジに最適な仕様を提案してくれます。
さらに、ボールフィルターのオートストレーナは世界60カ国30万台以上の導入実績があり、それぞれの市場で異なる要件に適合しています。多様なニーズに応える柔軟性が、ボールフィルタージャパンの強みと言えるでしょう。
並はずれた堅牢性と耐久性
ボールフィルタージャパンのオートストレーナは、堅牢性と耐久性の高さでも安心です。
フィルターには優れた高品質ステンレスを、ハウジングには主に鋳鉄を使用しており30年以上も前から工場のラインに組み込まれた多くのオートストレーナが、現在でも現役で稼働し続けています。
さらに、製品の品質管理に関しては国際基準に則って設計された品質マネジメントシステムによって運用管理され、定期的に第三者による監査を受けます。日本の圧力容器規格にも準拠した安全性の高い製品です。
また、トラブルが発生した際には迅速な対応ができるよう全製品・パーツを国内にストックしています。製品導入後も充実したメンテナンス体制を整えていますのでご安心ください。
クーラント濾過装置メーカーの選び方
ここではクーラント濾過装置メーカーの選び方を解説します。
2つのポイントを参考に自社に合うクーラント濾過装置メーカーを選びましょう。ぜひ参考にしてみてください。
スラッジの種類やサイズで選ぶ
クーラント濾過装置を選ぶ際には、まず処理対象となるスラッジの種類やサイズを把握することが重要です。
スラッジには金属加工で発生する切削チップや切粉、あるいはシリコン加工におけるシリコンスラッジなど、さまざまなタイプがあります。それぞれの特性に適した濾過性能を持つデバイスを選ぶことで、効率的な処理が可能です。
例えば、アルミ・スチール・鉄などの金属スラッジを効率的に回収したい場合は、マグネットセパレーターがおすすめです。強力な磁力で金属スラッジを吸着するため、金属加工の現場では適しています。
しかし、マグネットセパレーターは10μ以下の小さな金属スラッジや非金属スラッジには対応していません。
10μ以下の微細なスラッジや、金属スラッジだけでなく多様なスラッジを除去したい場合は、カートリッジフィルターがおすすめです。
このように自社で課題となっているスラッジの状況を見極めて、最適なクーラント濾過装置を選びましょう。
必要としている機能で選ぶ
クーラント濾過装置を選ぶ際には、必要な機能を明確にすることも重要です。例えば、連続運転が求められる製造ラインでは、運転中にフィルター洗浄ができる自動逆洗浄機能が求められます。
また、高速回転工具を使用する加工では大量のスラッジが発生するため、大容量の濾過装置が必要です。微細なスラッジの除去が重要となるため、高精度濾過が可能な装置が適しています。
それだけでなく、濾過後の液体を再利用するための清浄度や装置のエネルギー効率も選択基準として挙げられるでしょう。
将来的に製品ラインが増える可能性がある場合には、拡張性がある装置を選ぶことも重要となります。今後の設備設計に合わせて必要な機能や、柔軟性を持つシステムがあるか、メーカーに確認しておきましょう。
精密クーラント濾過システムなら濾過精工株式会社がおすすめ
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 濾過精工株式会社 |
所在地 | 東京都中央区日本橋蛎殻町 1-10-1 ゲーテハウス株式会社内 5階 |
電話番号 | 03-6264-8575 |
公式サイト | https://www.rokaseiko.com/ |
濾過精工は、東京都を拠点に精密濾過技術を開発・提供している企業です。特に精密機械用クーラントに特化した、高性能濾過システムの開発と普及に取り組んできました。
近年では、精密濾過装置だけでなく積み上げたノウハウを活かしてクーラントタンク製造を含め、クーラントシステム全体およびスラッジの回収処理についても提案しています。
さらに、大幅にコストを押さえながら産業廃棄物をほとんど発生させず、環境に配慮したリサイクルが可能です。濾過精工の製品は技術力の高さに加え、顧客ごとにカスタマイズ可能な柔軟性が評価されており、多くの顧客から支持されています。
そのため、高度な濾過が必要な環境でも安心して導入できる濾過装置です。また、濾過精工はアフターサービスにも力を入れており、製品導入後のメンテナンスもお任せできます。
加工精度や生産効率の向上だけでなく、廃棄コストの軽減と環境に優しい濾過装置を探している方はぜひ、濾過精工の濾過装置をご検討ください。
まとめ
本記事では、ボールフィルタージャパンのクーラント濾過装置について解説しました。クーラント濾過装置の導入は、生産効率の向上やコスト削減に関する重要な選択です。
まずは、自社の課題を明確にした上で、解決につながるクーラント濾過装置を検討しましょう。ボールフィルタージャパンのクーラント濾過装置は、独自のセルフクリーニング技術で運転を停止することなくフィルター洗浄を完了させることが可能です。
さらに、多様なスラッジの特性や処理条件に対応できる設計となっているため、自社に合う最適な仕様を提案してくれます。
また、堅牢性と耐久性の高い製品となっていますが、万が一トラブルが発生した際には迅速な対応ができるようメンテナンス体制を整えていますのでご安心ください。
クーラント濾過装置を導入する際には、各メーカーの専門スタッフに相談することで、より正しい選択ができるでしょう。クーラント濾過装置選びで失敗したくない方は、本記事を参考に検討してみてください。
本記事がクーラント濾過装置選びのお役に立てれば幸いです。