「ニクニの製品が知りたい!」
「他社とどのような差があるのか知りたい!」
この記事を読んでいるあなたは、上記のように思っているのではないでしょうか。
株式会社ニクニは1946年に設立し、精密機械メーカーとして各種産業用ポンプ、半導体製造装置、各種自動機の製造・販売してきました。長年にわたって部品を製作してきた技術を活かし、ニクニは高精度、高品質を追及したポンプを製造しています。
精度と耐久性の高い製品を生み出すニクニは、産業に関わる会社から信頼も得ています。しかし、会社でどのメーカーの製品を導入するか判断する際は、慎重に検討したいはず。
そこで今回は株式会社ニクニのろ過装置を紹介します。製品を導入する際に参考にしてください。
また以下の記事では、ろ過装置の各タイプの特徴や選び方のポイントを解説しているので、合わせてご覧ください。
株式会社ニクニとは
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社ニクニ |
設立 | 1946年8月 |
資本金 | 8000万円 |
住所 | 神奈川県川崎市高津区久地843-5 |
電話番号 | 044-833-1101 |
株式会社ニクニは精密機器メーカーとして装置、設備の心臓であるポンプの開発から製造、販売までしています。特に渦流タービンポンプを中心とした製品の開発、製造、販売に注力しています。長年にわたり蓄積してきたノウハウを活かし、ニクニは高精度、高品質を追及したポンプとなっております。
ニクニはポンプに関わるすべての方が安心して使用できるようポンプの出荷前に全数検査をし、ニクニの品質基準を満たした製品のみ出荷しています。
株式会社ニクニのクーラントろ過装置
ニクニのクーラントろ過装置の特徴は、消費電力の削減やCO²の削減ができることです。
ニクニのろ過装置にはスラッジをしっかり回収するシステムが組み込まれているため、工作機器作動時に発生するスラッジの99%を除去できます。クーラント液を精密ろ過し再利用することで、クーラント液を長期間使用できるだけでなく、加工精度の改善を図ることもできます。
また液温上昇を抑えることで大幅な消費電力を削減できます。そのため、ニクニのクーラントろ過装置は、ランニングコストを低減が実現可能です。
株式会社ニクニのクーラントろ過装置一覧
上記で解説したニクニのクーラントろ過装置は使用用途によって形式が異なります。
形式 | 使用用途 |
---|---|
VDF | 工場排水、排水処理槽などからの沈砂、生成物の除去 |
DPV | サイクロンセパレータで分離したスラッジを回収のため濃縮 |
VMT | 回収のため磁気スラッジを脱水し、パラパラにする |
C-CAT | 導入が簡単なサイクロンフィルタとポンプの一体ユニット |
C-JAGUAR | C-CATの利点を保ち利便性を高めたもの |
NAX-CSⅡ | 設置場所を選ばず全自動運転のコンパクトなろ過システム |
BAX | ろ過装置の洗浄 |
それぞれ詳しく解説していきます。
VDF
サイクロンセパレータVDF(ヴォルテックスダイナミックフィルタ)は遠心力で固液分離できるのが特徴です。
目詰まりによるフィルター交換が発生しないのでメンテナンスフリーの製品となり、余計な手間やランニングコストの削減ができます。
DPV
微細スラッジをDP(ドラムポジット)内で凝縮固形化できるため、コンベアなどの排出機構無しでシステムを簡素化できるのが特徴です。
僅かなスペースに設置が可能で、スラッジを90%除去し高精度濾過が実現するので加工精度の向上にも貢献します。
VMT
マグネットセパレーターで磁気スラッジを乾燥し、サイズを小さくして回収できるのが特徴です。
また、悪臭の原因となる鉄系微細スラッジだけでなく、超鋼スラッジも回収できます。
回収するスラッジが脱水され、パラパラな状態になると産廃削減となるので費用や人件費の削減にも繋がります。
C-CAT
C-CATは手動式のVDFクーラント濾過装置で後付工事もできる装置です。
スラッジポットを使用し極限まで濃縮することで、スラッジの除去を効率よく回収できます。
またサイクロン効果によりフィルタの交換が不要なため産廃がないのが特徴的です。
C-JAGUAR
C-JAGUARはサイクロンセパレータVDFをベースとしており、スラッジ除去以外の操作を自動化することで利便性を高めた装置です。
専用の小型スラッジタンクと上澄み液の自動吸引により、スラッジタンクの清掃回数は大幅に減少します。
NAX-CSⅡ
サイクロンフィルターとギャザーアップコンベアを組み合わせた全自動運転の高効率な濾過装置です。
直径10~20μmの粒子も90%以上除去できるのが特徴で、目詰まりによるフィルタ交換などの清掃作業が不要なのでコスト削減に繋がります。
BAX
コンパクト設計でスペースを気にせずに設置できる逆洗式超精密濾過装置です。
1µmの超精密濾過システムのため、工作機器やクーラント液の長寿命化への効果があります。
シンプル構造なので、操作が簡単で壊れにくいのも利点です。株式会社ニクニの公式サイトは以下から確認してください。
クーラントろ過装置選びのコツ
工作機器から発生するスラッジを、ろ過する装置をまとめてクーラントろ過装置と言いますが、使用用途に応じてさまざまな製品があります。
ここからは、クーラントろ過装置選びのコツについて2つご紹介します。
それぞれ解説していきます。
目的にあったクーラントろ過装置を選ぶ
クーラントろ過装置は加工方法によって適した装置が異なります。
スラッジの状況や、研削加工か切削加工のどちらで加工しているかによって選ぶようにしましょう。
研削加工は砥石を用いて削り取るため、もろくて堅い材質のスラッジが発生するため、ろ過精度が高いフィルターろ過装置やマグネットセパレーターが適しています。
一方で、切削加工はダライ粉が発生するため、スラッジよりも大きい切粉の処理に適したサイクロンフィルターがおすすめです。
スラッジの特性から選ぶ
クーラント装置を導入する際は、スラッジの大きさや種類に合わせて、適切なクーラントろ過装置を選択する必要があります。
クーラントろ過装置には、遠心分離機やサイクロンフィルター・カートリッジフィルターなど種類があります。たとえば遠心分離機の場合、10μ以上のスラッジが対象となります。遠心分離機で9μ以下のスラッジはろ過できないということになります。
そのため、スラッジの状態を明確にすることで、対応できるクーラントろ過装置を選ぶことがおすすめです。
またクーラント装置には、定期的にフィルターを洗浄する逆洗浄機能付きのものがあります。定期的に洗浄を行うので、清潔な状態が保たれます。コストを抑え、使用していきたい方におすすめとなっているので参考にしてください。
まとめ
今回は株式会社ニクニの製品や企業の特徴について紹介してきました。
創業して以来、高度な加工・技術をノウハウとして蓄積し、高度な製品を生み出してきました。ニクニのクーラントろ過装置のほとんどの製品が効率的なシステムでランニングコストの削減に繋がっているのが特徴です。
この記事で紹介した企業や製品の特徴を理解した上で、ニクニの製品を導入するか検討してみてください。
以下のページでは、クーラントろ過装置のおすすめ会社を紹介しているので合わせてご覧ください。