クーラントろ過装置の価格相場|方式別(サイクロン/カートリッジ/マグネット/遠心)と見積条件

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「クーラントろ過装置の価格はいくら?」

「クーラントろ過装置を扱うおすすめのメーカーは?」

クーラントろ過装置の導入を検討している方の中には、上記のような疑問を抱いている方もいることでしょう。クーラントろ過装置には、さまざま種類があり、目的や用途によって適切な装置が異なります。

そのため、どの製品を購入したらいいのか、価格はいくらぐらいなのか気になる方も多いはず。適切なクーラントろ過装置を導入することで、クーラントの清浄・長寿化につながります。

そこで今回は、クーラントろ過装置の価格からおすすめメーカーを紹介します。クーラントろ過装置の種類別の特徴も合わせて解説するため、参考にしてください。

また、以下の記事ではクーラント濾過装置導入でおすすめのメーカーを紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。

目次

結論|価格は「方式×流量×μ×自動化」で決まる

結論の文字列がか書かれた眼鏡
引用元:フォトAC

クーラントろ過装置の価格は、単純な機種比較ではなく「条件の組み合わせ」で大きく変動します。特に重要なのが、方式・流量・ろ過精度(μ)・自動化レベルの4要素です。

  • 方式
    紙ろ過、遠心分離、磁気分離などの方式によって、装置構成や価格帯が大きく異なります。
  • 流量
    処理するクーラント量が増えるほど、装置サイズやポンプ能力が上がり、価格も上昇します。
  • ろ過精度(μ)
    より細かいスラッジを除去するほど、高性能なろ材や機構が必要となりコストが上がります。
  • 自動化
    自動排出や無人運転などの機能を追加すると、初期費用は上がりますが運用負担は軽減されます。

これらの条件を整理せずに価格だけで比較すると、過不足のある選定になりやすくなります。自社の加工条件に合わせて最適なバランスを見極めることが重要です。

方式別の価格帯

PRICEの文字列が書かれた積み木
引用元:フォトAC
方式価格帯
マグネット式約17万円~
フィルター式約15万円~
サイクロン式約25万円~

上記の価格帯はメーカーおよびメンテナンス会社の公表データをもとにした目安です。
実際の費用は、仕様条件や設置環境によって大きく変動するため、個別見積による確認が必要です。

方式別の価格帯と決定要因

要因の文字列と虫眼鏡
引用元:フォトAC

クーラントろ過装置の価格は、方式ごとの基本価格だけでなく、処理条件や運用要件によって大きく変動します。
同じ方式でも仕様次第で数倍の差が出ることもあるため、決定要因を整理して把握することが重要です。

主な決定要因

  • 処理流量(L/min)
    処理量が増えるほど装置の大型化やポンプ能力の向上が必要となり、価格は大きく上昇します。
    特に集中ろ過や複数ライン対応の場合は、単体機よりも大幅にコストが増加します。
  • ろ過精度(μ)
    より細かい粒子を除去するほど、高性能なろ材や複雑な構造が必要になります。
    数μmレベルの精度を求める場合、装置構成や消耗品仕様が大きく変わり、価格にも影響します。
  • 対象スラッジの性質
    磁性・非磁性の違いや粒径、発生量によって最適な方式が変わります。
    例えば、非磁性体かつ微細スラッジの場合は、より高性能な方式が必要となりコストが上がる傾向があります。
  • 自動化レベル
    スラッジの自動排出や連続運転対応、無人化機能などを追加すると初期費用は上昇します。
    一方で、交換作業や停止時間の削減につながるため、長期的にはコストメリットが出るケースもあります。
  • 設備構成(単体/システム化)
    単体装置のみか、タンク・搬送・集中管理を含めたシステム構成かによって価格は大きく変わります。
    集中ろ過システムでは初期費用が高くなる一方、運用効率の向上が期待できます。
  • 設置条件・レイアウト
    設置スペースの制約や既存設備との接続条件によって、特注対応や追加工事が必要になる場合があります。
    これにより、同一仕様でも見積金額に差が出ることがあります。

方式別の価格傾向

PRICEの文字列が書かれた積み木
引用元:フォトAC
  • フィルター式
    構造が比較的シンプルで、初期費用は抑えやすい方式です。
    ただし、消耗品コストや交換工数が発生するため、トータルコストでの検討が必要です。
  • マグネット式
    中価格帯で、磁性体スラッジに対して高効率に除去できます。
    消耗品が少なくランニングコストを抑えやすい点が特徴です。
  • サイクロン式
    遠心分離機構を持つため構造が複雑で、初期費用は高めになります。
    その分、消耗品が不要で安定運転しやすく、長期運用に向いています。

価格は「方式」だけで決まるものではなく、「流量・精度・スラッジ性質・自動化」などの条件の掛け合わせで決まります。

初期費用だけで判断するのではなく、ランニングコストや停止リスクも含めた総合的な視点で選定することが重要です。

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ランニングコスト(消耗品・交換頻度・停止損失)

ランニングコストの文字列とお札
引用元:フォトAC

クーラントろ過装置は初期費用だけでなく、運用中に発生するランニングコストが総コストに大きく影響します。特に「消耗品・交換頻度・停止損失」の3点を把握しておくことが重要です。

ランニングコストの目安

項目費用目安備考
フィルター約25,000円~種類・サイズ・精度により変動
フィルター交換作業費約200,000円~作業内容・設備条件により変動
停止損失(半導体工場)約1,300万円/時間高付加価値ラインの例
停止損失(加工現場)約20万円/時間4日間合計260万円から換算

フィルター価格や交換作業費は、メーカーおよびメンテナンス会社の公表データをもとにした目安です。停止損失については、実際の事例をもとに時間単価へ換算した参考値となります。

実際のコストは、設備規模や稼働条件によって大きく変動するため、個別の試算が重要です。

消耗品コスト

ろ過装置では、ろ紙やフィルターなどの消耗品が継続的に発生します。

  • ろ紙(紙ろ過)の使用量
  • フィルター・カートリッジの交換費用
  • 添加剤や洗浄関連資材

これらは一見すると単価が低く見えますが、日常的に使用するため累積コストが大きくなります。特にスラッジ発生量が多い現場や、微細粒子まで除去する高精度ろ過では、消耗品の使用量が増加しやすくなります。

また、ろ過精度を上げるほど目詰まりが起こりやすくなり、結果として消耗品の消費スピードも加速します。そのため、単価だけでなく「使用量×頻度」で評価することが重要です。

交換頻度

消耗品の交換頻度は、コストだけでなく現場の運用負担にも直結します。

  • スラッジ量が多いほど交換頻度は増加
  • 高精度ろ過ほど目詰まりしやすい
  • 手動交換か自動交換かで工数が大きく変わる

交換頻度が高い場合、作業者の拘束時間が増え、日常業務に影響を与えます。さらに、交換のたびにライン停止が発生する場合は、見えにくい損失が積み重なります。

自動排出機構や連続運転対応の有無によって、実際の運用コストは大きく変わるため、事前に確認しておくことが重要です。

停止損失

価格が下るイメージ 下降する棒グラフ
引用元:フォトAC

見落とされがちですが、最も影響が大きいのが停止損失です。

  • フィルター交換時のライン停止
  • ろ過能力低下による加工不良や品質トラブル
  • トラブル発生時の復旧時間

特に連続加工ラインや高付加価値製品を扱う現場では、数分~数十分の停止でも大きな損失につながります。
また、停止による納期遅延や品質不良は、直接的なコストだけでなく信頼低下にも影響します。

そのため、安定稼働性やトラブル発生リスクの低減は、価格以上に重要な評価ポイントとなります。

見積もり前チェックリスト

チェックリストが書かれた紙とボールペン
引用元:フォトAC

クーラントろ過装置は条件によって最適解が大きく変わります。見積もり前に要件を整理しておくことで、過不足のない提案を受けやすくなります。

見積精度を高めるための「入力情報」と「事前確認ポイント」を一体化したチェックリストです。

項目内容(記入欄・選択肢)
導入の目的(                     )
対象ワーク名称(                     )
材質一般鋼/SUS/アルミ/その他(         )
磁性強磁性/弱磁性/非磁性
加工材質(詳細)(                     )
研削液名称(                     )
メーカー名(                     )
加工液分類水溶性加工液/不水溶性加工液
加工液種類水溶性(希釈倍率    倍)
ケミカル/ソリュブル/エマルジョン/シンセティック
油性(粘度    cSt/40℃)
銅板腐食活性度1/2/3/4
加工機械溝研削/平研/円筒研/切削
超仕上・ホーニング/鍛造/洗浄
その他(         )
吐出量(供給量)(    )L/min
処理流量(確認)把握している/未整理
タンク容量(            )
必要ろ過精度(    )μ
スラッジ種類強磁性/弱磁性/非磁性
運転方式連続運転/バッチ運転
スラッジ排出方法手動/自動
設置条件スペース確認済/未確認
接続条件配管・電源条件を把握済/未確認
メンテナンス条件許容頻度を整理済/未整理
消耗品コスト考慮済/未検討
将来計画増設・変更あり/なし
現在のろ過装置マグネットセパレーター/遠心分離機/ロールフィルター
バッグフィルター/プレコートフィルタ/その他(     )
問題・改善事項(                     )

クーラントろ過装置は条件によって最適解が大きく変わります。見積もり前に要件を整理しておくことで、過不足のない提案を受けやすくなります。

初期費用だけで選ぶ危険(停止/目詰まり/交換工数)

RISKの文字列が書かれた積み木
引用元:フォトAC

クーラントろ過装置は、本体価格の安さだけで選定すると、導入後に想定以上のコストやトラブルが発生するケースがあります。特に「停止」「目詰まり」「交換工数」は見積書に表れにくく、実務で差が出やすい重要なポイントです。

停止リスク(生産ロスの拡大)

停止のイメージ 感嘆符と観葉植物
引用元:フォトAC

ろ過能力が不足していると、スラッジが蓄積し、加工液の品質低下や設備トラブルにつながります。

  • フィルター詰まりによる流量低下
  • クーラント汚染による加工不良
  • 設備アラームや緊急停止の発生

これにより、ライン停止や再立ち上げ作業が必要となり、生産効率が大きく低下します。特に連続稼働ラインでは、短時間の停止でも大きな損失につながります。

目詰まり(性能低下と不安定運転)

安価な構成や過小設計では、フィルターやろ材の目詰まりが頻発します。

  • ろ過能力が低下し、スラッジが循環する
  • 圧力上昇により設備負荷が増加する
  • 頻繁な清掃・交換が必要になる

目詰まりが進行すると、ろ過性能が安定せず、加工品質にも影響が出ます。結果として、追加対策や設備入れ替えが必要になるケースもあります。

交換工数(人件費+停止時間)

消耗品の交換頻度が高い場合、現場負担が増加します。

  • 手動交換による作業時間の増加
  • 交換時のライン停止
  • 作業ミスや属人化のリスク

一見小さな負担でも、日常的に発生することで人件費や停止時間が積み重なります。
自動排出・連続運転対応の有無が、実質的なコスト差を生むポイントです。

FAQ(中古は?リースは?)

FAQの文字列とグラフが書かかれた資料
引用元:フォトAC

クーラントろ過装置の導入では、費用や導入形態に関する疑問が多く見られます。代表的な質問について整理します。

中古設備は使える?

NewとUsedの文字列とクエッションマーク
引用元:フォトAC

中古のろ過装置を活用することで、初期費用を抑えることは可能です。

ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 使用履歴やメンテナンス状況が不明な場合がある
  • ろ過性能が現行ラインに適合しない可能性がある
  • 消耗部品の劣化や交換コストが発生する
  • メーカーサポートが受けられないケースがある

短期利用や試験導入には適していますが、長期運用や高精度加工には慎重な判断が必要です。

リース・レンタルは可能?

BUY?RENT?が書かれた紙とボールペン
引用元:フォトAC

リースやレンタルを活用することで、初期投資を抑えながら導入できます。

  • 初期費用を平準化できる
  • 設備更新や入れ替えがしやすい
  • 短期プロジェクトにも対応しやすい

一方で、総支払額は購入より高くなる場合があります。
また、契約期間や中途解約条件も事前に確認が必要です。

中古とリースはどちらが良い?

AとBの選択肢
引用元:フォトAC

選定は用途と期間によって変わります。

  • 短期利用・試験導入:リース・レンタルが有利
  • コスト重視(短期):中古が有効
  • 長期安定運用:新品購入が基本

用途と運用期間を基準に判断することが重要です。

メンテナンス契約は必要?

メンテナンスの文字列が書かれた積み木とお札
引用元:フォトAC

安定運用を重視する場合、メンテナンス契約の有無は重要なポイントです。

  • 定期点検によりトラブルを未然に防止できる
  • 消耗品交換のタイミングを最適化できる
  • 故障時の復旧対応が迅速になる

特に連続運転や高稼働ラインでは、停止リスクの低減につながるため検討する価値があります。

導入形態ごとの特徴を理解し、自社の運用条件に合った選択を行うことが重要です。

次に読むべきクーラントろ過装置の記事(TOP比較/選び方)

TOPICSの文字列が書かれた積み木
引用元:フォトAC

クーラントろ過装置の選定は、価格だけでなく方式や条件の整理が重要です。さらに理解を深めたい場合は、以下の記事もあわせて確認することをおすすめします。

TOP比較記事
主要メーカーや装置の特徴を一覧で比較したい方はこちら

クーラントろ過装置の価格相場|方式別(サイクロン/カートリッジ/マグネット/遠心)と見積条件


自社に合う候補を絞り込みたい場合に役立ちます。

選び方ガイド
方式・流量・ろ過精度など、選定の考え方を体系的に理解したい方はこちら

クーラントろ過装置の価格相場|方式別(サイクロン/カートリッジ/マグネット/遠心)と見積条件


初めて導入する場合や、見積前の整理に適しています。

クーラントろ過装置のおすすめメーカー

クーラントろ過装置を購入したいが、どこで購入すればいいのか悩んでいる方もいることでしょう。ここでは、クーラントろ過装置のおすすめメーカーとして下記の2社を紹介します。

クーラントろ過装置を購入するメーカー選びの参考にしてください。

濾過精工株式会社

濾過精工株式会社のHPのTOP画像
出典元:濾過精工株式会社

濾過精工株式会社は、クーラントのなかでも精密機械用クーラントに特化した、高性能ろ過システムの開発と普及に取り組んできた会社です。

スクロールできます
項目詳細
会社名濾過精工株式会社
設立年月日2011年9月
資本金6470万円
所在地東京都中央区日本橋蛎殻町 1-10-1 ゲーテハウス株式会社内5F
電話番号03-6264-8575
公式HPhttps://www.rokaseiko.com/

近年では、精密ろ過装置だけでなく、経験により積み上げたノウハウを活かし、クーラントタンク製造含めたクーラントシステム全体を提案しています。

濾過精工株式会社が提供する『精密クーラントろ過システム』は、スラッジをフィルターエレメントで捕集・除去し、クーラントの初期状態を可能な限り保持する循環式ろ過装置です。

特許を取得した独自の精密で円滑なろ過によって、加工に極めて高度な正確さを要求される分野でも、クーラントの清浄・長寿化に貢献しています。

また、逆洗浄機能も備わっているため、安定したろ過だけでなく、フィルター交換頻度も少ないです。濾過精工株式会社の提案する製品は、多岐にわたる分野での需要が見込めるでしょう。

また、濾過精工株式会社についてより詳しく知りたい方は、公式サイトに問い合わせをしてみてください。

以下の記事では濾過精工の会社の特徴や商品などを詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。

イースタン技研株式会社

イースタン技研株式会社のHPのTOP画像
出典元:イースタン技研株式会社

イースタン技研は1970年の創立以来、ユーザーの立場に立ち、より良い製品・サービスを提案してきた会社です。設計開発から機械製作・修理メンテナンスに至るまで各部門と連携し、一貫した製造体制を確立することで、高機能かつコストパフォーマンスの高いマシンを提供しています。

項目詳細
会社名イースタン技研株式会社
設立1970年6月
資本金5,000万円
住所神奈川県大和市福田六丁目9番地の21
電話番号046-268-3131

イースタン技研のクーラントろ過装置は、ワイヤーカット放電加工機に使用される高性能ろ過フィルターが使用可能です。そのため、マグネットセパレータでも取り除けない砥石カスや非鉄金属のスラッジも、根こそぎ除去できます。

また、コンパクト設計で場所を取らないため、小規模な工場でも活用できるでしょう。イースタン技研のクーラントろ過装置を使用することで、あらゆるスラッジを確実に除去し、ワークの仕上がりを向上させます。

以下では、イースタン技研について詳しく解説しているので、参考にしてください。

まとめ

まとめの文字列
引用元:フォトAC

今回は、クーラントろ過装置の価格からおすすめメーカーを解説しました。クーラントろ過装置の価格は、数十万円から数百万円するものもあるため、一概にはいえません。

機能や性能によって価格が大きく変動するため、正確な価格を知るには、直接問い合わせた方がいいでしょう。クーラントろ過装置のおすすめメーカーは下記になります。

  • 濾過精工株式会社
  • イースタン技研株式会社

上記の2社は、どちらも優れたクーラントろ過装置を扱っているため、あなたに合う装置が見つかるはずです。クーラントろ過装置の導入を検討している方は、価格も含めて一度相談してみてください。

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