「東邦セパレーターはどんな会社?」
「東邦セパレーターの扱う製品は?」
昭和44年の創業以来、工業用ろ過装置やフィルターの製造・開発に取り組んできた『東邦セパレーター』。
製造工程における液体ろ過・洗浄のパイオニアとして、多くの製品を提供してきました。
50年以上に渡る技術と実績により、ユーザーから高い信頼を得ていますが、実際に依頼するとなると不安な方もいるでしょう。
東邦セパレーターの扱う製品について理解してから、判断したい方もいるはず。
そこで今回は、東邦セパレーターについて解説します。東邦セパレーターの扱う製品も紹介しているため、参考にしてください。
東邦セパレーターとは
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 東邦セパレーター株式会社 |
住所 | 大阪府富田林市錦織北3-2-40 |
電話番号 | 0721-25-1330 |
公式サイト | https://tosepa.co.jp/index.htm |
東邦セパレーターは昭和44年の創業以来、工業用ろ過装置やフィルターの製造・開発に取り組んできた会社です。
昭和45年にはドイツへ製品の納入を開始するなど、当初よりグローバルな事業展開をしています。
自動車業界や食品業界の大手から小規模加工業者にいたるまで、製造工程における液体ろ過・洗浄のパイオニアとして多くの製品を提供してきました。
既製品以外にもオリジナル・オーダーメイドにも対応しているため、ろ過で悩みを抱えている方は、一度相談してみてください。
東邦セパレーターのクーラントろ過装置
東邦セパレーターは、各種クーラント装置についても多種多様な要望に応じ、製造・提供を行ってきました。
小規模〜大規模まで、あらゆる現場の製造工程に役立てるよう、ユーザーからの相談に対応しています。
東邦セパレーターの扱うクーラントろ過装置は下記の3つです。
それぞれ解説していきます。
PSS型大型ろ過装置
こちらは、汚水・油水・ヘドロの処理に最適なクーラントろ過装置です。
フィルター1枚当たりの最大溜まり量は約35Lとなっており、小容量から大処理まで幅広く使えます。
処理後の袋は、そのまま焼却及び廃棄処分にできるため、後処理の手間が省けるでしょう。
フィルターの種類も多いため、あらゆる液に利用できます。
PSS型大型ろ過装置について詳しく知りたい方は、下記のリンクから確認してください。
PSS型ろ過装置
こちらは、従来にないろ過方式で低価格を実現しており、機工が簡単なため故障もしにくいです。
設置面積が少なく、移動も簡単に行えるため小規模な工場でも、活用できます。
フィルター1枚当たりの最大溜まり量は約13Lとなっており、フィルターの種類も多いため、あらゆる液体のろ過に対応可能です。
フィルター内のスラッジは、脱水した状態で取り出せます。
PSS型ろ過装置について詳しく知りたい方は、下記のリンクから確認してください。
PSS型小型ろ過装置
こちらは、設置場所を選ばない省スペースタイプとなっており、設置面積が少なく移動もスムーズに行えます。
従来にないろ過方式で低価格を実現しており、機工が簡単なため故障もしにくいです。
フィルター1枚当たりの最大溜まり量は3〜4Lで、フィルター内のスラッジは、脱水した状態で取り出せます。
フィルターの種類も多いため、あらゆる液体のろ過に対応可能です。
PSS型小型ろ過装置について詳しく知りたい方は、下記のリンクから確認してください。
東邦セパレーターはこんな企業におすすめ
東邦セパレーターのクーラントろ過装置は、様々な製造業の企業に適していますが、特に以下のような特徴や課題を持つ企業におすすめです。
多様な液体ろ過ニーズを持つ製造業
東邦セパレーターの製品は、あらゆる液体のろ過に対応可能な多様なフィルターを取り揃えています。自動車業界や食品業界など、様々な産業分野で利用されており、汚水・油水・ヘドロの処理にも対応しています。
特に、複数の製造ラインや異なる種類の液体を扱う企業にとって、東邦セパレーターの製品は柔軟性が高く、効果的なソリューションとなるでしょう。
コスト削減と環境負荷低減を目指す企業
東邦セパレーターのろ過装置は、従来にないろ過方式で低価格を実現しています。また、フィルター内のスラッジを脱水した状態で取り出せるため、廃棄物の量を削減できます。これにより、ランニングコストの削減と環境負荷の低減を同時に達成できます。
さらに、処理後の袋をそのまま焼却および廃棄処分できる製品もあり、後処理の手間と費用を大幅に削減できます。環境に配慮しつつコスト削減を図りたい企業にとって、理想的な選択肢となるはずです。
小規模から大規模まで幅広い生産現場を持つ企業
東邦セパレーターは、PSS型大型ろ過装置から小型ろ過装置まで、様々な規模に対応した製品を提供しています。小規模な工場でも活用できるコンパクトな製品から、大処理量に対応可能な大型装置まで、幅広いラインナップを揃えています。
また、設置面積が少なく移動も簡単な製品も多いため、生産ラインの変更や拡張にも柔軟に対応できます。多様な規模の生産現場を持つ企業や、将来的な生産拡大を見据えている企業にとって、東邦セパレーターの製品は長期的な視点で有効な選択と言えます。
クーラントろ過装置を導入するメリット
クーラントろ過装置の導入は、製造プロセスに多くの利点をもたらします。特に東邦セパレーターの製品を活用することで、以下の主要なメリットが得られます。
製品の品質と精度が向上
クーラントろ過装置の導入により、加工品の品質と精度が大幅に改善されます。清浄なクーラント液を使用することで、加工面の仕上がりが向上し、より精密な製品製造が可能になります。微細な切粉や不純物が除去されることで、表面粗さの改善や寸法精度の向上が実現します。
これにより、高品質な製品の安定生産が可能となり、不良品率の低下にもつながります。特に精密部品や高付加価値製品の製造において、競争力の強化に直結する重要なメリットとなります。
工具の性能と寿命が飛躍的に向上
クーラントろ過装置の使用は、切削・研削工具の性能向上と寿命延長に大きく貢献します。清浄なクーラント液により、工具と加工物間の潤滑性が向上し、摩擦や熱の発生が抑制されます。
そのため、工具の摩耗が軽減され、性能を長期間維持できるようになります。工具交換の頻度が減少することで、生産性の向上とコスト削減が同時に実現します。
また、安定した工具性能により、より高度な加工技術の適用も可能になり、製品の付加価値向上にもつながります。
クーラント液の性能維持と長寿命化を実現
効果的なろ過システムの導入により、クーラント液の性能を長期間維持し、寿命を大幅に延長することができます。不純物や微細な切粉が除去されることで、クーラント液の冷却性能と潤滑性能が持続します。液の交換頻度が減少し、購入コストと廃液処理費用の削減につながります。
また、クーラント液の安定した性能維持は、加工品質の一貫性にも寄与します。さらに、廃液量の削減は環境負荷の低減にもつながり、企業の環境責任を果たすことにも貢献します。
クーラントろ過装置の選び方
ここからは、クーラントろ過装置の選び方として下記を解説します。
製品の購入で悩まれている方は、参考にしてください。
加工方法に合った製品を選ぶ
クーラントろ過装置は、加工方法に合った製品を選びましょう。
『研削加工』か『切削加工』のどちらの方法で加工していくかによって、適した装置が異なります。
例えば、研削加工は砥石を用いて削り取る関係上、もろくて堅い材質のスラッジが発生するため、比較的ろ過精度の高いフィルターろ過装置や遠心分離機・マグネットセパレーターがおすすめです。
一方、切削加工は刃物で削る関係上、数mm〜数cmの切粉が発生するため、スラッジよりも大きい切粉の処理に適したサイクロンフィルターがおすすめとなります。
上記のように、加工方法で適した製品が異なるため、自分の加工方法に合った装置を選びましょう。
スラッジの特性から選ぶ
クーラントろ過装置は、発生するスラッジの特定に合わせて選ぶことも重要です。
スラッジの大きさ・量・材質によって、適したろ過装置が異なります。
例えば、10μ以下の細かいスラッジをろ過したい場合は、フィルターろ過装置が最適です。
ろ過精度の高い製品が多いため、スラッジをきれいに除去できるでしょう。
仮に、10μ以上のスラッジが対象の遠心分離機を活用し、細かいスラッジが残ってしまった場合は、二次処理としてさらにフィルターろ過で除去することもあります。
上記のように、スラッジの状態や課題を明確にして、適したろ過装置を選びましょう。
クーラントろ過システムなら濾過精工株式会社がおすすめ
ここまで東邦セパレーターのクーラントろ過装置について紹介してきました。同社の製品群は、多様な液体ろ過ニーズに対応し、コスト効率と環境負荷低減を両立させる優れた特徴を持っています。
しかし、製造業の多様化・高度化するニーズに応えるためには、他の選択肢も検討する価値があります。特に、より高度な精密ろ過や特殊な要件を持つ企業にとっては、濾過精工株式会社の製品も魅力的な選択肢となるでしょう。濾過精工株式会社は、独自の技術開発と豊富な実績を持つ企業として知られています。
項目 | 詳細 |
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会社名 | 濾過精工株式会社 |
設立年月日 | 2011年9月 |
資本金 | 6,470万円 |
所在地 | 東京都中央区日本橋蛎殻町 1-10-1 ゲーテハウス株式会社内5階 |
電話番号 | 03-6264-8575 |
公式HP | https://www.rokaseiko.com/ |
濾過精工株式会社は、高精度なクーラントろ過システムで知られる企業です。同社の最大の強みは、2016年に特許を取得した独自のろ過・逆洗浄技術にあります。
この革新的な技術により、従来のシステムでは除去しきれなかった微小なスラッジも徹底的に取り除くことが可能となりました。特に、レンズや光学製品、電子部品など、極めて高い精度が要求される分野で威力を発揮します。
濾過精工の精密クーラントろ過システムは、微細なスラッジの除去に優れ、加工精度の向上と不良品の削減に大きく貢献します。その高い濾過能力により、センタースルー加工の実現や加工傷の低減、さらには加工液の腐食進行の遅延といったメリットがもたらされます。
結果として、製品品質の向上だけでなく、生産性の向上とコスト削減も同時に実現できるのです。高精度な加工や品質向上を目指す企業にとって、濾過精工の製品は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
以下の記事では濾過精工の会社の特徴や商品などを詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
まとめ
今回は、東邦セパレーターについて解説しました。
東邦セパレーターは昭和44年の創業以来、工業用ろ過装置やフィルターの製造・開発に取り組んできた会社です。
自動車業界や食品業界の大手から小規模加工業者にいたるまで、製造工程における液体ろ過・洗浄のパイオニアとして多くの製品を提供してきました。
小規模〜大規模まで、あらゆる現場に役立てるよう、各種クーラント装置を取り扱っているため、あなたの求める製品も見つかるはずです。
クーラントろ過装置の導入を考えている方は、今回解説した内容を参考に東邦セパレーターの製品を検討してみてください。